monodramatic / loose polyhedron
髙倉 大輔
2016.09.02 金 – 09.24 土

この度、TEZUKAYAMA GALERYでは、髙倉大輔の初個展「monodramatic/ loose polyhedron」を開催いたします。
髙倉は、2014年に発表した[monodramatic]シリーズにて気鋭の写真家として注目を集め、日本だけでなく多くの海外メディアでも紹介されています。
2015年には、パリで開催されたアートフェアfotofeverにおいて、大々的な広告イメージとして採用されるなど多くの人々の目に留まりました。

1980年生まれの髙倉は、立教大学在学中より役者として演劇の世界に入り、その後写真活動をはじめます。同時にデザインにも携わり現在では、演劇・写真・デザインという3つの柱を軸に独自の視点を持ちながら幅広い活動を行っています。

今展覧会では、髙倉の代表作ともなった[monodramatic]シリーズと新作[loose polyhedron]シリーズを発表いたします。

演劇に携わってきた髙倉の視点から写し出した [monodramatic]シリーズは、「monodrama =一人芝居」と「dramatic=劇的な、演劇の」の造語で、一人芝居やコラージュの要素を持つ作品です。被写体には俳優やパフォーマーを選び、髙倉自身が彼らに演出をつけ、それぞれの場所から生まれる物語を紡ぎ出しながら、写真作品へと変容させていきます。

また、新作[loose polyhedron]は、[monodramatic]シリーズからもう一歩被写体に近づきたいという思いから制作されたシリーズ。こちらも一人芝居をモチーフにしながらも、20代から30代の同時代を生きる若者達の喜怒哀楽にフォーカスし、彼らの多面性や可能性、また抑圧された感情などを表現しています。撮影前に被写体となる人物に5角形のチャートにその時の感情を書き込んでもらい、感情のバランスをリサーチしてから撮影に臨んだという髙倉ですが、そこから見える[loose polyhedron] (緩やかな多面体)は、不安定な彼らの心情と日本の未来を映し出すようにも感じられます。

本展では、代表作[monodramatic]ならび、新作を含め約15点を発表いたします。関西では、初披露となりますので、どうぞこの機会にご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

カタログデータ (PDF)