写真: 浅野豪

WOODS
山下 耕平
2017.11.16 金 – 12.17 土

このたび、テヅカヤマギャラリーでは山下耕平の個展「WOODS」を開催いたします。

1983年、茨城県に生まれた山下は現在まで京都を主な拠点とし、活動をしているアーティストです。

京都市立芸術大学大学院造形構想専攻在学中より、「遠近」や「現在位置」といった距離感覚を作品の一つのテーマとし、絵画、彫刻、写真、インスタレーションなど、メディウムにとらわれない様々な作品を制作しています。また、自らが登山という行為を通して得た記憶や体験などの身体感覚を記号的に作品に取り入れる点で一貫した特徴があげられます。

テヅカヤマギャラリーでは約4年ぶりの個展となる今展では「迷う」というキーワードを起点に作品を制作。数年前に体験した縦走時に登山道から逸れ、遭難しそうになった時の山下自身の記憶がベースにあります。その時の状況を山下は「自分の今いる場所が分からなくなるという異常な状況の中、不思議と焦りなどの感情は無く、地図やルートから外れたこの状況を、俯瞰的に見た点のような感覚で自らの現在位置を強く認識した。つまり、迷うという行為により逆説的に現在位置を強く認識した感覚だった。」と言います。

今展を通して、対象との距離を往来しながら、本質にせまろうとする山下の視点や思考を鑑賞者が追体験できるような機会になればと思います。

カタログデータ (PDF)