SHASHIN? 田口健太  来田猛  藤井まり子  栗棟美里 2011.07.01 金 - 07.23 土
1 このたびテヅカヤマギャラリーでは、写真を通して新たな表現を試みる4人のアーティスト−田口健太、 来田猛、藤井まり子、栗棟美里−によるグループ展”Shashin?”を開催いたします。 今そこにあるものをそのまま映しとる写真は、絵画にも多大な影響を及ぼしてきました。それまで絵画は人々や情景を残す手段として重要な役割を担っていましたが、瞬間をありのままに捉えることの出来る写真が出現し、絵画は写実を超えた新たな表現を求められることとなり、数多くの素晴らしい作品が生まれることにつながりました。また、その初期から、芸術であるか否かという議論にさらされてきた写真も、大きな進化を遂げ、現在では、単なる記録技術にとどまらない、視覚芸術の一分野であるということが広く認知されています。 今回、我々テヅカヤマギャラリーが注目した4人は皆、写真の手法を使って作品制作をしていますが、いわゆる”フォトグラファー”ではなく、写真というフォーマットが持つ記録性や再現性を利用し、それぞれの表現を追究する作家たちです。固定観念に縛られない彼らの作品は、我々が持つ”写真”に対するイメージを覆し、アートをカテゴライズすることの意味をも考えさせてくれます。 これまで我々は現代美術といわれるものを扱ってきました。その中には当然写真も含まれますが、今回は新たな独自のスタイルを持ち、我々に対する挑戦と裏切り、そして期待を抱かせてくれるような作家、作品を選ぶことで、いま、我々が扱う意味を持つことになり得ると考えます。そして、この展覧会がアートと写真の関係性を再認識させ、今後に意味のあるものになれば幸いです。