儚 EPHEMERALNESS 小松 孝英 2011.01.28 金 – 2.26 土
tk_13 宮崎の大自然のなかで、身近に棲息する昆虫達を高い技術による精密な描写で生き生きと表現する小松孝英。キャンバスに金属箔を貼った画面にアクリル絵具を載せるという小松独自の技法により展開されるその作品世界には、日本古来の生物種と共に、近年になって移入した多くの外来種が登場します。一見すると中世の日本画のようでありながらも、きわめて現代的なテーマを孕んだ彼の作品世界は近年の環境問題への関心の高まりとも相まって、多くの人々の心をとらえ、先に名古屋にて開催されたCOP10(生物多様性条約締約国会議) の会場に展示されるなど、美術界以外からも注目を集めています。 大阪では2年振りとなる今回の個展では100号の大作6点を中心とした約10点の展示を予定。小松と同じく琳派に大きな影響を受けた大正-昭和期の巨匠 速水御舟作 “炎舞”(重要文化財)ヘのオマージュ作品や、組作品など、新しい表現にも挑戦しています。 大自然への畏敬の念から紡ぎ出される、儚くも美しい小さな生き物たちの生命の輝きをご堪能ください。