あしのゆびのあいだのむこうがわ 待場 崇生 2012.02.03 金 - 02.25 土
Installation: “あしのゆびのあいだのむこうがわ” このたびテヅカヤマギャラリーでは、待場崇生の個展「あしのゆびのあいだのむこうがわ」を開催致します。待場は京都市立芸術大学で彫刻を学び、石や金属、樹脂など、様々な素材を用いて、独特のユーモアと物語性を持った作品を制作してきました。 近年、彼は、物質的な要素を最小限に抑えた彫刻によって、空間全体を変容させるという試みに取り組んでいます。もちろんそのような形で最大の効果を得ようとするならば、彫刻そのものの確かなクオリティーと空間 認識能力が必要とされますが、たとえば 2010 年、Art Osakaでの個展においては、会場であるホテルの一室 にたった2つのオブジェクトを配置することにより、ホテルの空間を "slip" させました。” ホテル ” というドラ マチックな場所に、奇妙なズレ、あるいは違和感を生じさせ、あたかも異次元の世界を垣間見せるかのような その展示は、鑑賞者の想像力を大いに刺激し、好評を得ました。 そして2年を経た今回の個展で待場は、同じ手法をさらに進化させることにより、ギャラリー空間を"turn" さ せます。 我々が当然のこととして捉えているギャラリーのホワイトキューブの有様にちょっとした手を加えることにより空間そのものを倒錯させ、鑑賞者をふたたび異相の世界へと誘うのです。 「いったんディテールを造り込み、その後埋めたり・磨き落としたりしてディテールをつぶす工程を踏む。つまり余分な情報を削ぎ落とす作業をすることでイメージを形づくり、固定し、刻を止めるのである。 好んで単一色を使うのも、〈色〉という情報を削ぎ落とすことで、〈形〉を際立たせ、定着・固定するのである。たとえば、穴という〈空間〉をつくるために明確な穴の〈縁〉を形づくるのである。」/ 待場崇生