Yアトリエ 大江 慶之 2014.11.21 金 - 12.20 土
OLYMPUS DIGITAL CAMERA このたびテヅカヤマギャラリーでは、大江慶之による個展『Yアトリエ』を開催致します。 1980年生まれ、大阪を拠点に活動する大江は自画像を中心とした平面作品を発表してきましたが、2007年に入ると並行して少年をモチーフとした立体作品の制作にも着手し始めます。 "個人の記憶と結び付き、当時の感情と現在の心情が繋がるような装置としての作品"を1つのテーマとしながら、あどけなさや無邪気さという印象と、ある種の虚無感や哀愁といった要素が同居するような作品を手掛 けてきました。 2011年には弊ギャラリーでの初個展を見事に成功させ、その後も国内のみに留まらずアジアや欧米といった国外のアートフェアなどでもオーディエンスからの高い評価を得ています。 本展は弊ギャラリーでの初個展から実に約3年ぶりとなる展覧会です。 日々、描き溜められていくドローイング、部屋の壁に乱雑に貼られたポスターや写真の色の重なり、アトリエに向かう道で目にする見慣れた風景の数々。大江の中で日常的に反復される行為やイメージ、情報などが重なり合う事で、作品の輪郭が突如として立ち上がってくる瞬間がある事を再確認したと大江が言うように、作品を生み出す動機が必ずしも予定調和のうえに成り立っていない事を前提としながらも、そこに目を向けながら、拾い集め、繋ぎ止めるという一連の流れは、彼が作品を生み出していく中での1つの重要な「過程」であり、また、それらは鑑賞者の前に提示された作品という「結果」にも多分に影響していると言えるでしょう。 本展では実際には存在しない架空のスペースをテーマにしながら、作品が生み出されるまでのプロセスや、作家の頭の中でどのようにしてイメージが構築されるのか、といったところにも言及された実験的な展示となるでしょう。 ぜひ、この機会にご高覧賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。