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Deep Forest
上原浩子
2018.1.20 Sat-2018.2.17 Sat
この度、TEZUKAYAMA GALLERYでは5年ぶりとなる上原浩子の個展「Deep Forest」を開催いたします。
1985年、群馬県に生まれた上原は、京都市立芸術大学及び大学院を卒業後も京都を拠点に制作活動を続けています。
大学在学中より平面作品を中心に制作していた上原ですが、自身の表現の可能性を求め、並行して立体制作へと作家としての活動の幅を広げて来ました。平面制作で培った描写力と以前から興味があったと話す日本古来より伝わる自然の中に精霊や神が宿ると言われるアニミズムの思想に感化され、一貫して植物と人間の融合をテーマ に制作しています。モチーフとされる生き物の表情は穏やかで、繊細で柔和に表現された肌からは、神々しく優しくも強い生命力を感じることができます。
近年は、国内外でも精力的に発表しており、ホテルフェアART OSAKAでの個展では、今にも寝息が聞こえてきそうな2体の作品をベッドに配置した作品を中心にインスタレーション形式で発表いたしました。また2016年には、台北に拠点を持つAKI Galleryにて初海外個展が開催されました。3フロア全体を上原の世界観に変換した展示は、現地においても大きな注目を集めました。
今展覧会では、台北での展覧会の「Deep Forest」をベースに、新作数点を加え再構成いたします。鑑賞者それぞれが、想像力を掻き立てられる神秘的な生命の物語を感じていただけるでしょう。
是非、この機会にご高覧賜りますよう、お願い申し上げます。